本日の気になる記事「米中貿易戦争に」

こんにちは、UniJOVO管理人の池田です。
先週の大きな出来事としては、オウム真理教幹部の死刑執行がありましたね。
地下鉄サリン事件は私が大学生の時に起こりましたが、
当時は私も銀座線に乗って学校に通ってましたから他人事ではありませんでした。
その後20年間そのような事件は起きていないことから、
やはり世界でも類を見ない事件だったんだと改めて思います。

さて、本日の経済面で気になる記事は、「米中貿易戦争に」という記事でした。
アメリカと中国の貿易のことだから日本にはあまり関係がない・・と思いがちですが、
日本にもどういう影響が出るかを予想してみて下さいね。
この貿易戦争の経緯ですが、
まずアメリカの貿易赤字削減措置としては中国だけでなく、
欧州や日本に対して鉄鋼・アルミの輸入に25%の関税をかける措置をこの6月に実施しました。
しかし今回は中国に対してのみの追加関税措置でして、中国が知的財産を侵害したことへの制裁という位置づけで行っております。
アメリカが中国にかける関税の製品の総額は、
自動車や産業用ロボット等818品目で340億ドル(約3.8兆円)となります。
これに対して中国は「米国は経済史上、最大の貿易戦争をしかけた」と非難し、
世界貿易機関への提訴と、
アメリカから輸入する大豆や牛肉など農産品等545品目で同規模の報復関税に踏み切りました。

この貿易戦争がもたらす効果・影響はどうなのでしょうか?
専門家の意見としては、
・米中貿易が2割減れば、中国の成長率は3ポイント下振れする。
・米農家の所得は6割減る。
・関税上げは国内産業保護や雇用保護にはつながらない
・貿易戦争に勝者はいない
とネガティブな意見が多いです。

今回の貿易戦争は、アメリカが2千憶ドルの貿易赤字削減をうたって強硬策に出た感はあるのですが、
実際に世界経済にどう影響を与えるのか?関心を持って見てきたいですね。

とりあえず関税発動前の主要な指標数字は、
・円ドル為替相場110円60銭、
・円ユーロ為替相場129円50銭、
・日経平均株価2万1547円
という状況です。
この数値がどう変わるのか、予測してはいかがでしょうか?

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