本日の気になる記事『米朝首脳会談中止』

こんにちは、UniJOVO管理人の池田です。
本日はアメリカに関して気になる記事を2つお知らせします。

1つは昨日の夜のニュースでも速報として取り上げられていた、
アメリカと北朝鮮の6月の会談について、
トランプ大統領から「今は不適切」と、
中止する考えを書簡にして送ったという記事です。

何度も行われている首脳会談であれば「ああ延期か」くらいの感じですが、
北朝鮮建国以来敵対関係にあって、初めてのアメリカとの首脳会談ですから「中止」の重みが違います。

トランプ大統領が中止を提示した理由は何かといいますと・・
北朝鮮側が「一方的には核放棄には応じない」と声明を発表した点が大きいようです。

この書簡に対して北朝鮮がどういう反応を見せるのでしょうか?
譲歩するのか、
対抗するのか、
気になるところですね。

2つめは、アメリカが自動車の輸入関税を引き上げる検討に入ったという記事です。
アメリカの関税上げに関しては、鉄鋼とアルミでも最近話題になりましたが、
自動車の関税上げも鉄鋼と同様に「安全保障が目的」「税率25%上乗せ」というものです。

アメリカへの自動車輸出が多大な日本経済にとっては、
北朝鮮との首脳会談中止よりもこちらの方が深刻のようです。

それに対して日本が対抗できる手段は、多国間貿易協定のTPP11の発効です。
TPPが発効されればアメリカとの2国間貿易交渉の防波堤になりえますが、
TPPに加盟しないアメリカがどこまで無理を要求してくるのか?
それに対して日本がどのように防衛するのか?
関税上げに関しては「安全保障」の観点から調査期間が1年以上かかるということですが、
その間の攻防も注目したいところです。

就任以来トランプ大統領の言動がニュースに取り上げられますが、
何を考えているのか分からない印象があります。
それは会社経営者のような側面が強いからではないかと思いました。
厳しい発言をしたり、友好姿勢を見せたり、常に「駆け引き」をして相手の本音を引き出し、
自分が主導権を握れるように動いているように見えます。
一歩間違えると国家間の戦争に発展してしまうだけに、通常は友好姿勢が前面に出ますが、
その点が今までの大統領と異なるようですね。

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