本日の気になる記事「経験・勘よりデータ分析」

こんにちは、UniJOVO管理人の池田です。

本日の記事は「Behind the Curtain」というコラム欄に書かれた記事を紹介します。
“真実は表面ではなく裏側にある”というような意味深なタイトルでして、
ビジネスをする上で「ハッ」と気づかされる内容でした。

どんな内容かといいますと、
三井住友VISAカードのキャッチフレーズについての記事でして、
皆さんは三井住友VISAカードのCMを思い浮かべることは出来ますか?
そのCMを思い出したときに、どういうフレーズが印象に残っていますか?

「わからない・・」「思い出せない・・」

ということでしたら、
前面に押し出しているキャッチフレーズが消費者のニーズにあっていないということになります。

三井住友VISAカードが押し出していたのは
「安心・信頼のVISAブランド世界No1シェア」というフレーズです。
ただ、消費者からみて「ブランドが世界No1」が、カード会員になろうという動機になるでしょうか?

直観的に「弱い」と感じた方はその通りでして、
それを「マウス操作解析」が裏付けております。

この解析は、消費者のパソコンのマウスが多く通るところこそ、
消費者の関心があるフレーズということを示すというものですが、
結果「No1ブランド」はその兆候がほとんど見られず、
最も見られたのは「ポイントが通常カードの2倍」というところでした。

それを踏まえて、
三井住友VISAカードは「No1ブランド」というキャッチフレーズを変更しまして、
その結果、変更前よりカード申込件数は2割増えたということです。

供給者側の想いを「表」とすると、消費者側の本音は「裏」だったわけですね。
供給者側は「こうすれば売れるはずだ」という仮説を立てて販売に挑むわけですが、
それが経験や勘に基づいているだけでは表裏が乖離してしまう可能性が高いということです。
データに基づく裏付けがビジネスには必要ということですね。

今後はIT技術の発達によりビッグデータを活用することで、
ビジネスが効率的・効果的に進むことが期待できます。

しかしビッグデータってどこで手に入るんでしょうかね?

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