本日の気なる記事「スマホゲーム はや消耗戦」

こんにちは。UniJOVO管理人の池田です。
本日の気なる記事は皆さんに身近な『ゲーム』についてです。
ゲームといっても、テレビゲームやスマホゲームといったデジタルな方です。

『突然ですが、ゲーム業界って大変だと思いませんか?』

だって今はスマホで無料で出来るわけですから。
メーカーはどうやって利益を得ているのでしょうかね?
ましてやハードもソフトも有料で販売している家庭用ゲーム機メーカーさんは、
かなり困っているはずです。

ということで本日の記事の見出しは目を引きました。
「スマホゲーム はや消耗戦」
です。
無料なのに消耗戦って・・
もう何をしているのかわかんない状態ですね。

記事の内容は、
携帯ゲーム大手のグリーが、2011年から300~400億円の投資をしたにも関わらず、
アメリカの子会社を解散するというものでした。
その理由は営業利益の急降下、5年前の10分の1以下の水準になってしまったことによります。

なぜグリーの業績はそこまで降下してしまったのでしょうか?

それにはまず携帯ゲーム~スマホゲームについての歴史を見てみましょう。
2008年頃からガラケーで携帯ゲームが普及。
2011年頃にガラケーゲームの市場規模がピーク。
2012年頃から端末の主流がガラケーからスマホに移行。
2014年頃でスマホゲーム市場の成長が鈍化。
という流れです。

グリーがアメリカに進出したのは同社が業績絶好調の2011年でしたが、
日本国内では端末がスマホに移行してきたにも関わらず、
ガラケーを主軸とした事業を捨てられず、スマホ移行への対応が遅れたことによります。

もし2012年の早期にスマホに移行できていたら、安価な開発費で巨額の利益を得る機会もあったのですが、
現在はスマホの性能向上により、1つのゲームを制作するのに費用は3~5億円、開発期間は1~2年と大作主義になり、
そんな大作が無料であるにも関わらず、ユーザーが皆ダウンロードしてくれるわけではありません。
グリーでも開発期間に2年を費やし2016年に配信した大作が、わずか9か月で配信停止になったということです。
手軽に作れた4年前に比べ、失敗時のリスクも大きくなっていることが分かります。

結局現在のスマホゲーム市場で人気ゲーム上位に並ぶのは、
カプコンやスクウェア・エニックスといった、ゲームソフト開発大手とのことでした。

ブルーオーシャンだった市場がわずか数年でレッドオーシャンになる恐いお話でした。
非課金ユーザーがお金払うような仕組みを考えれば、
またブルーオーシャンに戻るかもしれませんね。

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