本日の気になる新聞記事「アマゾン 自社で効率配送」

こんにちは、UniJOVO管理人の池田です。
先月あたりから宅急便のヤマト運輸に関する「配達員の疲弊」的な記事やニュースが多くなってきましたね。
1人当たりの配達件数は1日100~200件だそうですから、
指定した日に荷物が到着することは決して当たり前のことでは無いことを認識させられました。

その疲弊の一因がアマゾンの「当日配達」というサービスで、
ヤマトで配送する荷物のうち、アマゾンが占める割合は2~3割ということもあり、
配達員の方は配達する量だけでなく、時間に対してもストレスがかかるという状況です。

そこで先月とうとうヤマト運輸は、アマゾンの当日配達から撤退する方針を発表しました。
大口取引先の仕事を断るということは、よほど深刻な問題ということがわかります。

で、ヤマト運輸撤退でアマゾンはどうするのか?が本日の記事です。

なんと、自社物流網を活用してサービスを継続するという内容でした。
〝なんだ自社で配送できるんじゃん”と思いましたが、
自社物量網を持っているからこそ、ヤマト運輸に対しても強気の交渉ができるのでしょうね。

では、自社物流網の活用とはどういうものでしょうか?
自社物流といっても、提携している運送会社を使うようですね。
その提携運送会社が、通常はアマゾンの倉庫からお客さんのところへ商品を配送するだけですが、
今後は、その運送会社にマツモトキヨシや三越といったアマゾン提携会社の店舗に寄ってもらい、
そこで商品を積込み、お客さんへ届けるという取り組みとのことです。

人手不足をITの技術で補うのではなく、
結局は労働力で補う形なんですね・・・
今度はこの提携運送会社の負担がどうなるかが気になります。

ただ、アマゾンの事情としては、お客さんから年会費を徴収してしまっているので、
当日配送は止めましたということは言えないということもあるんでしょうね。

新聞では「自社物流網を使って商品を効率的に配送する仕組み」と書かれておりますが、
本当に効率的なのか、苦肉の策なのか、
どういう形に着地するのか見ていきたいと思います。

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