本日の気になる新聞記事「景気、長引く足踏み」

こんにちは、UniJOVO管理人の池田です。
本日の気になる記事は日本の経済についてです。

「日本は豊かですか?」と聞かれたら、
ほぼ100%の方が「はい」と答えると思います。

「日本は景気が良いですか?」と聞かれたら、
「はい」「いいえ」と意見が分かれると思います。
収入が多い人と、無職の人とでは当然意見が分かれますね。

景気が良いかどうかを測る指数にGDP(国内総生産)があり、
簡単に言うと日本人がどれだけ稼いだか、がわかる数値です。

2016年の1月~3月のGDP速報では、
昨年に比べ年換算で1.7%増でした。

数字で見ると「景気は上昇している」ということになりますが、
実は今年はうるう年で、昨年より1日多いわけです。
その1日を除くと、実は0%台の増加という状況で、景気は足踏み状態というわけです。

今、景気を支えている大きな要因の一つとして、
アジアからの旅行客を中心としたインバウンド需要です。
海外の人たちが日本で爆買いしてくれることにより小売店が潤い、
鉄道、航空、ホテルも高稼働となり、景気を下支えしてくれています。
ただし、それも永続的に増えるわけではありません。
すでに百貨店では訪日客消費単価は下落傾向にあるといいます。

今の日本のGDPは約500兆円。
それを2021年までに600兆円にすると政府は目標を掲げています。
ただし、高齢化や出生率の低下により、日本の労働人口は減少していることは大きな課題で、
あと5年で本当に成し遂げられるのか?と率直に思うところですね。

GDPという数値指標で、
景気が「良いのか」「悪いのか」を知り、
なぜそうなっているかを考えてみると、
日本経済に興味がわいてきます。

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