本日の気になる新聞記事「中国爆買い意欲低下? ラオックス最終赤字に」

こんにちは、UniJOVO管理人の池田です。
本日の記事は中国人観光客についてです。
「インバウンド」「爆買い」という単語が聞かれるようになって2年ほど経ちますが、
中国人を中心とした外国人旅行客の増加で日本の景気が上向いたポジティブな単語ですね。

さてその中国人観光客の「爆買い」現状はどうなっているのでしょうか?
残念ながら購買意欲は定価しているというのが本日の記事です。

免税店大手のラオックスでは、
2015年は80億円の黒字から
2016年は15億円の赤字になるということです。
ラオックスとは家電製品から日用品まで販売している総合スーパーのようなお店ですね。
お客さんが支払う平均単価は今期2万2344円と、前年より34%も下がっているようです。
ラオックス社長のコメントでは、
「2015年は高級時計や家電製品が一瞬でバッと売れた、正に爆買い状態だった」
「2016年は化粧品や医薬品が売れ筋になり一人当たりの単価が下がった」
とのことです。

なぜ、高額商品が売れなくなったのでしょうか?
理由は円高と中国税関のチェックが厳しくなったことのようです。

では外国人旅行客であるインバウンドも減っているのでしょうか?
それは増えているようです。ラオックスでも来客数は1割増とのことでした。

ただ、このインバウンドの増加で日本の宿泊業にも変化がみられているようです。
インバウンドの数は増えているのに「ホテル料金が前年の1~3割低下」ということです。

なぜでしょうか?
「民泊」利用者が増えているためですね。
現在では旅行客の17%が民泊を利用するということでした。
なぜ民泊を利用するかというと、大人数で安価に泊まれるニーズに対応できることが理由のようです。

私も京都を歩いていると工事現場を何か所か見ますが、その多くはホテル建設です。
今後ビジネスホテルお需要は大丈夫なのか?と心配になります・・・

2015年から2016年にかけては家電量販店やホテルが好調でした。
はたして2017年はどうなっていくのか?関心が高まりますね。

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