本日の気になる新聞記事「上海ディズニー人気 はや一段落」

こんにちは、UniJOVO管理人の池田です。
半年前の6月に「香港ディズニー止まらぬ逆風」という記事を紹介しましたが、
それは6月に開業した「上海ディズニー」が華々しくオープンした裏で、
香港のディズニーランドは低迷してますよ、という記事でした。

本日の記事はその「上海ディズニー」も早くも人気に陰りが見えるという記事です。
何でも開園半年で、
・午前9時の開園時でもほぼ並ばずに入場できる
・休日でも1時間以内にアトラクションに乗れる
状況だそうです。
比較写真が載ってますが、
開園時は人で溢れかえっていたのに、
今では人がまばら、
という絵柄でした。

来園者数でいうと、
初年度目標としていた1000万人は確実に超えるため、
一概に「失敗」ということではないようです。
ちなみに東京ディズニーランドは30年経った今でも、
来年者数は年3000万人です。

なぜこんなに早く客離れが起きてしまったのでしょうか?

大きな要因は「価格が高い」こと。
1DAYチケットは日本円で8,200円と、
東京ディズニーランドの7,400円からみても高いですね。

でも「800円高い程度ならそれほど問題ではないのでは?」と思ってしまいますが、
その裏には上海と日本との所得格差も存在します。
上海での平均月収は約10万円で、日本の3分の1です。
どうでしょうか?東京ディズニーランドのチケットが22,000円だとしたら、
「高っ!」って思いますよね。

そういうことで、まだ一部の富裕層しか取り込めておらず、
本来ターゲットとなる若年層には手の届かないサービスのため、
伸び悩みという状況のようです。

アミューズメントパークとしての評価は良いようですので、
これから中国の平均所得が上昇することで、
来園者数も伸びるのではないでしょうか。
3年後、5年後の来園者数が中国経済の指標になるかもしれませんね。

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