本日の気になる新聞記事「トヨタ カーシェア後押し」

こんにちは、UniJOVO管理人の池田です。
みなさんは「マイカーが欲しいなぁ」と思うことはありますか?
私は大学生のとき猛烈に欲しかった派です。
大学4年の就職活動時も「就活が終わったら車を買おう」というのがモチベーションの9割を占めてました。
そして就活終了後に買った車は中古で200万円、やはり自動車は高い買い物ですね。

本日の気になる記事は、
「トヨタがカーシェアを後押し」ということで、
個人間のカーシェア事業を手掛けるアメリカのゲットアラウンド社に10億円出資したという記事でした。

「あれっ、車販売を目的としてる自動車メーカーがそんなことしてメリットあるの?」
と思いませんか?
カーシェアとは、1台の車を複数の人間が使いまわすシステムですから、
トヨタとしては、車が売れなくなります。
むしろそういうビジネスは早くに潰しておきたいはずですね。

ではなぜトヨタはカーシェア事業に出資をしたのでしょうか?

一つの理由としては、トヨタでスマホで鍵を開閉できる機器を開発し、その販売を始めたことによります。
ゲットアラウンド社でもそういう機器は開発済みですが、「世界のトヨタ」の機器を取り入れることで、
信用度が増します。ということで自動車関連機器の販売が新たなビジネスとなるというもくろみです。
二つめは、カーシェアを一つの運賃料ビジネスとするユーザーが、新車を購入する市場ができることです。
例えばウーバー社が提供しているライドシェア、
相乗りするお客さんが軽自動車とトヨタクラウンのどちらに乗りたいかというと、
クラウンですよね。
高級車は高稼働につながり、そのユーザーは収入アップにつながります。
そこをトヨタは新たな自動車販売市場として見出したわけです。

世界自動車販売台数トップのトヨタでさえ、
今後車が売れなくなる状況に備え、新たなビジネスに乗り出しています。
しかも、本業とは相反するビジネスに。
既成概念に捉われないビジネスの視点の一例でした。

ちなみに200万円で購入した車は1年後に盗まれました。
保有するということは、そういうリスクもあるということですね・・

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