本日の気になる新聞記事「大手商社5社 86%減益」

こんにちは、UniJOVO管理人の池田です。
経済新聞の本日の気になる記事ですが、
「大手商社 減損1.2兆円」という記事がでておりました。

大手商社5社とは、三菱商事、三井物産、伊藤忠商事、住友商事、丸紅のことです。
取り扱っている商品の額が大きいわけですが、損失の額も大きいですね。
例えば三菱商事は、前期4005億円の黒字だったのが、今期は1493億円赤字だそうです。

今回の記事では三菱商事と三井物産が初の赤字になったというものでしたが、
なぜ赤字になったのでしょうか?

これは主に油に関連した資源開発への投資が影響しています。
原油・ガスは人類にとって必要な資源ですから、
その権益を持つことは、通常であれば大きな利益を得られます。

そんな需要の高い原油が、昨年から「安く」なっています。

なぜ原油安が発生したのでしょうか?

原油はOPECが供給量をコントロールされているので、
通常は価格があまり変動しないようになってます。

ところが昨年は、需要が下がっているにも関わらず、
大量の原油供給がありました。
というのもアラブの販売会社が、価格安定よりも
自社の販売を優先してしまい、
供給を止めなかったためです。

その結果供給過剰になり、原油安につながりました。

それが三菱商事初の赤字へつながったようですね。

かといって原油安は悪いことはありません。
ガソリンが安くなったり、飛行機代が安くなったり、火力発電による電気料金が下がったりと、
消費者への恩恵も多大にあります。

Copyright (c) 2016 UniJOVO All Rights Reserved.