本日の気になる新聞記事「イギリス EU離脱を選択」

こんにちは、UniJOVO管理人の池田です。
本日の経済新聞の記事ですが、
もう新聞もネットニュースもイギリスがEUを離脱する話題で持ち切りですね。

6月23日のイギリス国民投票にて、
離脱票が51.9%と過半数を超えたため、
イギリスのEU離脱が決定しました。

2週間前の記事でこの話題を取り上げた時に、
池田としては「EU残留になるかと思います」と伝えましたが、
見事にハズレました・・・

新聞記事でも、
「市場では残留見通しが多かったため、ショックが広がった」
と書かれていましたので、今回の投票結果がどれほど意外であったかがわかると思います。

なぜ離脱票がこれほど多く集まったのでしょうか?
新聞記事には、
「経済が停滞する地方を中心に、急増する移民やEUの規制に対する不満が強かった」と書いてあります。
一般市民の意見が国を動かした、まさに革命といえる出来事だと思います。

では、経済的にどういう影響が出ているのでしょうか?
(1)為替市場で急激な円高
ドル:106円⇒99円
ポンド:157円⇒133円
ユーロ:120円⇒111円

(2)日経平均株価下落
1万6238円⇒1万4952円(2000年以来の下げ幅)

これだけ見ると
「円は買われているのに、日本の株は売られているという」、
日本は優性なのか劣性なのかわからない状況ですね。
でもどちらも日本にとってマイナスな要素であります。

商品を輸出する日本企業が、例えば代金をドルで受け取った場合、
円高局面で円に戻すと、為替差損が発生します。
すると、輸出企業の多い日本の企業の株が売られ、
株価が下落するということです。

また「早く売らないと損が大きくなる!」ということで、
人の心理が為替や株を動かしているんだなぁということがわかりますね。

来週からの注目ポイントとして
・為替相場(特にユーロ・ポンド・ドルの動き)
・日経平均株価
・イギリスは離脱して成功と言えるのか?
を見ていきたいと思います。

2008年に起こったリーマンショックと比較すると、
今回の出来事がどれだけ大きいことかがわかり易いですよ。

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