就活支援情報:「大学時代に頑張ったこと」が書けない就活生へのアドバイス

こんにちは、UniJOVO管理人の池田です。
本日の情報は就活支援です。

OVOでは学生さんの就活支援を行っておりまして、
学生さんが最初に悩む作業は「エントリーシート作成」ですね。
その中でも「自己PR」「学生時代に頑張ったこと」を書くのは、
初めての経験で大変難しいです。

今回のテーマはそんな「学生時代に頑張ったこと」の書き方に対するアドバイスです。

学生時代に行ってきた活動というと、
大抵思いつくのは「サークル」か「アルバイト」ですね。
それを題材にすることは問題ありません。
ただ、ポイントは企業の人事部がそれを見て、
「キミは学生時代頑張ったね~。ぜひその力を当社でも発揮してよ。」
と思われるかどうかです。

例えば、「大学のテニスサークルで、サークルの人員を100名に増やすことを頑張りました」
という内容だったら、果たして人事の方はそういう印象を持つでしょうか?
正直言って、その学生が入社しても会社で活躍してくれそうなイメージにはつながらないですね。

それではどういう内容が企業に評価される「頑張ったこと」なのか?
参考にして頂きたいのは火曜日の日本経済新聞に掲載されている「私の課長時代」という記事です。

ここには大手企業の社長が、自分が課長時代に頑張ったことが端的にかつ具体的に書かれてあります。
例えば本日はJTB会長の話ですが要約すると、
「私は1993年に海外営業部次長に就いた。当時海外旅行の商品は高単価のルックと、
低単価のパレットという2つがあり、売れているのはパレットで顧客数は34万人であった。
ただし現場のスタッフからはルックを売りたいという声が多くあったため、
商品ブランドをルックに統一することに決めた。
それに対して各地の支店長は反対した。なぜならパレットの34万人の顧客を捨てることになるからだ。
そこで私は3年後にはルックの顧客数を100万人にする目標を掲げ、
海外旅行は今は高級なレジャーであるがこれから大衆化されるという、
売れる根拠を示した数十ページにも及ぶ説明資料を作成し、
全国津々浦々の支店に説明をしてまわった。
結果、2年でルックの顧客数100万人を達成した。」

という内容でした。
ポイントは、「目標」「戦略」「努力や継続したこと」が明確に書いてあることです。
実は結果はそれほど重視しておりません。
もちろん結果を伴うことは更に良いことですが、
企業の人事部としてはその過程を知りたいわけです。
その頑張った過程を聞いて、あなたが会社にとって利益になりそうな人財か、を判断するわけですね。

「学生時代何もしてこなかったなぁ」という方でも、
自分の意思で取り組んだことはきっとあります。
その取組みが評価されかは、企業の判断ですから正解はありません。
「自己分析」で自分が取り組んできたことを掘り起こして、
具体的な文章で伝えることを意識してみましょう。

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