本日の気になる新聞記事「イギリス EU離脱?」

こんにちは、UniJOVO管理人の池田です。
本日の気になる記事は「イギリスのEU離脱」問題です。

このタイトルを見て「それは問題だ!」と思う方、
もしくは「仕方ないんじゃない・・」と思う方は、
アンテナが高いですね。
他人事のように思える方が大半ではないでしょうか?

「EUって何か?」
と聞かれてもよくわかりませんね。
ヨーロッパを旅行する時に↓こんなことを実感できるかと思います。
・EUに加盟している国間を移動する時にパスポートが要らない
・EUに加盟している国で物を購入する時にユーロのみで支払ができる
ということで日本人からしてみたら、やはりEU自体が他人事です。

しかし、EUに加盟している国からしてみたら経済的なメリットがあります。
・貿易に制限がなくなるので、モノを国外で売り易くなる
・共通通貨で貨幣の急激な価値下落がない
・加盟国が財政危機に陥った場合救済措置がある(ギリシャの例)

国としては一度加盟してしまえば、脱退するメリットが無いように思います。
では、なぜイギリスはEU脱退を考えているのでしょうか?

どうも「難民受け入れ」問題が根底にあるようです。
中東・アフリカといった政情不安な国から逃げてくる難民が、
ここ最近ヨーロッパでは増えており、
EU加盟国では難民受け入れを拒否してはいけないというルールがあります。

国として難民を受け入れることは良いことのように思いますが、なぜ問題なのでしょうか?
それは、
・難民を受け入れて社会保障(住まい・食糧・生活費)を提供すると財政を圧迫する
・人口が増加すると、失業率も増加する
という事情があるようですね。
特にイギリスは社会保障が充実しているので、負担が大きくなります。
国としては許容範囲を超える難民受け入れがあったのかもしれません。

で、本日の経済記事には「イギリスの日本企業 危機感」と出ておりました。
日本からイギリスに進出している企業は900社強、
うち300社にEU離脱についてアンケートしたところ、
離脱を望む声はゼロだったとのことです。

日本の企業は、EUへのビジネスの足掛かりとしてイギリスへ進出したのに、
イギリスが脱退したら「何のためにイギリスで基盤を築いたんだ・・」と、
まさにハシゴを外されたことになります。
そういう意味では日本の経済にも影響があるわけです。

離脱か残留かを問う国民投票が6月23日にあります。
おそらく残留になると思いますが、
こういう大きな出来事に関心を持っておくと、
今後の経済記事に敏感になれますよ!

Copyright (c) 2016 UniJOVO All Rights Reserved.